メカトロウィーゴのキットを使って塗装してみます。

エナメルカラーは筆塗りに向いています。
1シアン、マゼンタ、イエローは隠ぺい力がないので、ホワイトを加えて下地を隠す塗料にします。
2エナメルカラーはラッカー系塗料に比べて乾燥が遅く、
流展性(滑らかに平らになろうとする性質)が高いので
筆ムラが消え、キレイな仕上がりになります。
エナメルカラーはスミ入れという塗装ができます。
1ブラックの塗料をエナメル系溶剤で薄めます。
2毛細血管現象の原理で、筆に含ませたエナメルカラーを溝に触れる程度で一気に染みこんでいきます。
3溝がある部分に全てスミ入れします。ハミ出しても気にする必要はありません。
4エナメルカラーが乾燥したら、エナメル系溶剤を含ませたフィニッシュマスター(綿棒でも大丈夫です)で余分な塗料を拭き取ります。乾燥しても拭き取れるのがエナメルカラーの特徴でもあります。拭き取る際には力を入れいようにしてください。力を入れて拭き取ると下地の塗料を溶かす可能性があります。
キレイに拭き取ればスミ入れ完成です。これだけでも模型の完成度がグッと上がります。
※シルバーなど一部のラッカー系塗料はエナメルカラー、エナメル系溶剤で侵される可能性があります。念のためランナーなどでお試し頂くことをお薦めします。
エナメルカラーは汚し表現に最適な塗料です。
1全体にエナメルカラーを塗装します。
2フィニッシュマスターにエナメル系溶剤を含ませおおまかにエナメルカラーを拭き取ります。
3筆を使って雨だれなどの流れを意識しながら、エナメルカラーを拭き取ります。
4シアン、マゼンタ、イエローを微妙に混色して、苔や鉄さび、泥汚れなど汚れの種類を考えながら塗装します。
ドライブラシにも向いています。
塗りすぎたと思ったら溶剤で拭き取れるので、失敗を恐れる必要はありません。
エナメルカラーはフィギュアの瞳を塗装するのに最適。
つや消しにする場合。
